シブミ(下)

 先週読み終わった本の続き。
 「シブミ」とは、日本語の渋み。外国人の作者だけれど、日本の心の描写が面白いという評判の本。
 上は、エージェントの身の上話中心で、まったく本筋が進まないと、イライラしながら読んでいたので、下には非常に期待。

 上は、エージェントの過去話だったのが、下に入ったら、エージェントの現在の生活の話が長々と。まったく、敵の陰謀への対策とか、美女への対応とかは置いてきぼり。なんだかなあ。
 中心で進むのは、洞窟探検のスリルとすばらしさ。何の本なんだろう。
 そうやってエージェント中心の話を進めていたら、本も残り半分を過ぎたあたりで、やっと美女と敵とのからみ。それもまとめて。そのあとすぐに美女は殺されてしまうし、なんだかなあと。
 確かに、日本的な描写は面白かったが、ミステリーとしてはどうなんだろうと。ミステリーを期待しなければそこそこ面白かった本かなと。

サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。

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