2017年も終わり。家で修理が必要だけれど放置していたものを少し修理することにした。
まずは引き戸。
枠に角材が入っていて、それを2枚のベニヤで挟んで作ってある引き戸。これにふすまの紙材が貼ってあって、和風の引き戸になっていたものだけれど、まずその紙材が風化してぼろぼろだった。
そのぼろぼろの紙材をはがすと、ひびや割れが入っている。これを修理することにした。
修理の下準備
まず、貼ってある紙材をはがす。
水をかけて湿らせたあと、はがせる部分をはがしていく。きれいにはがれる部分と、そうでない部分があったので、地へらを使ってゴリゴリとなるべくきれいにはがした。
あまりに小さいへらでは大変だったので大きいへらも購入。だけど、これが結構鋭利でちょっと怖い。
割れ、穴の補修
割れ、穴開き部分には壁パテを使って埋めていった。
一度にたっぷりと入れると、引けが出たりひびが出るので、薄めにつけて乾燥したら追加で盛る。乾燥したら盛り上がった部分をカッターとやすりで削るの繰り返し。
乾燥には訳24時間かかるようなので、何日かに分けて。
最終的にうまく行ったけれど、失敗した点が一つ。穴すべてにこの壁パテを入れたのだけれど、割れた部分をカットして木材を入れて接着したり、ネットシールのようなものを使ったほうがよかった。
パテは結構固くなるし、上からシートを張るので、その方法の方が賢い。
シート張り
補修したい扉はいくつかあるので、今回は評判のいいダイノックシート(ダイノックフィルム)を使うことにする。
楽天で買ったので、厚みや色合いがちょっとわかりづらかったけれど、前の色の白に近いものを購入。
1m幅のものを買って、貼る前に大体の大きさにカットしてから貼る。
貼るときは上から貼って、空気が入らないようこすりながら裏紙をはがしつつ貼っていく。
ダイノックシートの一番いいところは、多少空気が入っても簡単に抜けるように糊が考えられていること。まずは軽い力で空気が入らないようにゆっくり貼る。そのあと中心から外に向けて強い力でこすって圧着すると、とてもきれいに貼れる。
そこそこの厚みもあって、下地の透ける感じもない。大変な作業ではあるけれど、満足のいく仕上がり。
戸からはみ出ている部分をカッターで丁寧にカットすれば終了。このカットも、手抜きをしないでゆっくりと行えば、素人でもなかなかの見た目になる。
さすがにこのシートはそこそこの値段がしたけれど、思い切ってやってよかった。
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