理系のエンジニアの資格の最高峰の一つ、技術士の二次試験を受験してきた。
技術士二次試験
この資格も、電験と同じく合格発表までが長い。というか、一次試験は別試験で、二次試験は筆記に合格したあと面接があるという試験。まあ、厳しい試験だ。
とりあえず論文のある筆記試験を受験してきたので、対策などを記載する。
技術士二次試験の勉強方法
私の勤めている会社では、技術士資格を持っている人がいない。しかし、親会社には技術士会があるので、持っている人はそこそこいる。
親会社の方で対策講座をやってくれるようなので、私の会社の人事経由で教育を申し込んで4月から講座を受講した。
講座の内容は、論文の書き方、申し込み方法、過去問の添削なのだけれど、添削は昨年度以降に合格した技術士の社員が見てくれる形式。これが、受講時間内で受講生全員を見る形なので、ちょっと今一つ。
これと併せて、テキストを買って勉強。まずは専門の対策本
択一式は来年度からなくなるという話があるので、今年限りかもしれないけれど、これをひたすら勉強する。というか、択一のテキストはこれくらいしかないので選択の余地はない。
論文の対策は電験のものを利用。
対策講座でのお話で、論文は基本的に業務でやっていることをきちんと説明できれば良いという話。問題に合ったキーワードを3つぐらい並べて、それについて話を膨らませて書くそうな。
そして、書くことの練習は論文試験のある高度情報処理試験を参考にするといいとのことなので、プロジェクトマネージャー試験が良い対策になるとのことだった。
たしかに、電気電子部門の過去問には、「あなたは発電所の開発を任されたとして、リスクとその対策について記載せよ。」なんて問題が出る。
これは、プロジェクトマネージャーの考え方そのものだと思う。
当日の様子
会場に到着してみて初めて分かる事実。技術士の電気電子部門には、
- 発送配変電
- 電気応用
- 電子応用
- 情報通信
- 電気設備
と、5教科あるけれど、この中で発送配変電部門での受験者は一番少ないもよう。ちょっとビビる。
択一試験は過去問でやっていたのがあって特に問題はなさそう。
論文は、文字数的にはプロジェクトマネージャー試験よりはだいぶ書きやすい。II-1は、電力系統用蓄電池と地熱発電について記載。
II-2は、送電鉄塔の建て替え工事について、鉄塔を立てる場合のルート選択方法を交えて記載。
IIIは、IoT技術を用いた電力エネルギーシステムについて、高速通信を生かした配電自動化システムについて記載した。
ただ、思い返してみるとちょっと実現可能性が低い提案だったかなあと。
結果は10/30なので、忘れたつもりで待ちます。
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