楽天Booksで纏め買いした文庫、クトゥルーシリーズの7巻を読み終わりました。
この巻の目玉は、P.H.ラヴクラフトの「闇をさまようもの」と、その後日談にあたるロバートブロックの「尖塔の影」でしょう。
この2作は、作者が違うとはいえ続き小説の形を取っていて、世界観の共有、登場人物の共有とクトゥルー神話らしい話になっています。
クトゥルー神話の神にして使者であるナイアルラトホテップが核開発にその知恵を貸すという、少々面白みのあるエピソードが垣間見えるのも良いです。
全体的に、主だった神々が出てくるものが半分、その周りを固める出来事の描写が半分という巻でした。
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