電気機器組立て技能士の申込みに苦労する

資格試験

 私の勤めている会社では、電気製図技能士の取得に力を入れていて、設計系の課に所属している若手は受験が必須なほど。
 技能士は、公的資格の中ではファイナンシャルプランナー以外はマイナーで、知っている人は知っている資格。
 その理由は、職人系はその仕事の職人の中でしか広がらないこと、特定の業種でも力を入れている数社のみで取得者がいて、それ以外の人は存在すら知らない場合があること。
 まあ、業界標準資格と考えれば、その業界ではつぶしが効くといえるかもしれない。
 私の勤めている会社では、一応電気製図技能士以外に、電気機器接続技能士、電子機器接続技能士、電子機器組立て技能士の三業種は報奨金の対象なので、ちょっと調べていた。

電気機器組立て技能士

 電気機器組立て技能士は、「回転電機組立て作業」、「変圧器組立て作業」、「配電盤・制御盤組立て作業」、「開閉制御器具組立て作業」、「回転電機巻線製作作業」、「シーケンス制御作業」のどれかに合格する必要がある。
 これについては、過去問の本を買って調査した。
電気機器組立て技能士の対策本【農場主の日常】
 このなかで、「シーケンス制御作業」は、シーケンサ(PLC)に作ったソフトを書き込み、配線を行って仕様通りの動作を行わせる作業で、現在の業務と一番近いので、興味を持っていた。

電気機器組立て(シーケンス制御作業)の申込み

 技能士試験は作業種別によって前期/後期の試験があって、「シーケンス制御作業」は後期。9/1より申込書の配布を行っていて、10/5~申し込みが可能。
 申込書はすべての技能士共通なので、うちの会社の電気製図技能士の募集の時に申込書をもらって、電気機器組立て「シーケンス制御作業」と記載して申し込んでもらった。
 うちの会社は東京にあるので、申し込みのときに都の担当者からこんなことを言われたそうだ。
「シーケンス制御作業は、一般の申込み枠が数人で先着順になる。朝から並ぶ人も多いので、おそらく間に合わないがよいか?」
 どうも、シーケンス制御の試験監督や採点の手伝いなどに人を出している会社の場合には人数枠を準備してくれるが、それ以外の会社の場合には数人の秋しかないということらしい。
 それでも良いと答えたら、その日の午後にやはり申込み枠はいっぱいになったという回答。ちなみに8人の枠に60人の応募があったようで、受付開始と同時に締切。仕方ない。

受験の枠から漏れた場合

 近隣の都道府県の申し込み状況を調査したところ、埼玉でも人数制限があって先着順だけど、まだ締切ではなさそう。千葉は定員なし。
 早速千葉県の願書を手に入れて申し込んだ。
技能検定│埼玉県職業能力開発協会
千葉県職業能力開発協会
 埼玉では2日後くらいに埋まったという情報がWebページ上に公開されたが、千葉ではなし。特に連絡も来ていないので、とりあえず受験当日を待つことにする。

職業訓練指導員と電気機器組立て技能士

 私は職業訓練指導員(電気科)の資格を持っていたので学科免除。
 ちなみに、電気機器組立ては指導員の学科では電気科とメカトロニクス科なので、どちらかの職業訓練指導員免許があれば学科免除となるとのこと。
 もしも今回で一級電気機器組立て技能士に合格すれば、メカトロニクス科の職業訓練指導員免許も申請だけでとれることになる。
 そちらはまあ、受かってから考える。

サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。

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