出かける用事があって、帰りにふらりと寄った本屋に、目を引かれる本がありました。でもまあ、買うほどでもないかなと思って本屋をあとに。
地元で、「BookOff」にふらりと入ると、同じ本が目の前に。
これは何か、見えない力が働いているのだろうか。そんな感じで購入。
この作者は、うつを心の地震として捉えている。
いつ来るかわからない。どんな強さか、起こってみないとわからない。起こっている間は、なすすべも無く震えているしかない、そういう状況。確かに的確な表現であると思う。
流れとしては、どんな人がうつになりやすいのか。そして、そういう人は仕事などで成功しやすい、愛すべき人たちだと言うことを中心に書かれている。ようはあれかな、「自分はうつではないか。そうなってしまったら、もうおしまいなのではないか。」と考えてしまっている人の気持ちを、少しでも楽に、開放する方向に書かれている本なのかもしれない。
でも、いつごろの時期に読むと良いんだろうか。本当のうつ病患者になると、多分この本を読破するのはおっくうで、「なに言ってるんだろう。わたしはそんなに立派ではないし、むしろだめな人間だ」という感じになるんではないかな。
直りかけ、もしくはうつ病かもと考えている人が読むのに適した本かも知れない。
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