レッドクリフ Part I

映画

 日曜日。映画でも見にいこうかと思って、近くの映画館のページを検索すると、なぜか見つからない。2件ほどあったのだけれど、どちらもこの夏に閉館したらしい。うーむ。
 その代わり、新しくできた映画館があるので、そこへ。できたのは知っていたけれど、行く機会がなかったんだよね。
 見た映画は、「レッドクリフ」。三国志の赤壁の戦いをモチーフにした映画ということで、かなりな期待。ただ、三国志に思いいれがあるほど実際の作品を見ると、期待と違うところに目が行くので、それは押さえようかと思う。
 しかし、三国志モチーフとすると、どうしても長くなるので、この赤壁周辺が一番映画化しやすいんだろうな。


 さて、映画を見た感想。オープニングから、曹操のキャラ付けが行われるのが良い。反対意見を唱えた孔融を処刑するあたりはなかなかぞくぞくとする感じ。
 戦いのシーンは、赤壁の前の長坂の戦いから始まる。確かにこのあたりが劉備軍の見せ場ではあるね。趙雲の単騎がけはなかなかよろしい。この監督は、ゲームの三国無双も意識しているのだろうかと思うほどの格闘シーン。
 まあ、趙雲の見せ場は良いとして、長坂といえば張飛の仁王立ちなのだけれど、見た目は良いのだけれど、台詞からして「兵が足りん。こっちへまわせ」とか言ってるし。挙句に、諸葛亮の計略で曹操軍を破ったり。仁王立ち見たかったな。
 このあと、一般的に長坂では援軍を呼びに行ってるはずの関羽が曹操に見栄をきったりしたり。関羽も見ただけで関羽とわかるのだけれど、一回り小さいのがな。
 劉備軍の活躍は一旦終わって、主役の孫権軍の話に移る。周瑜のエピソードはなかなか。だけれどここで、オリジナル武将の甘興が登場。甘興は中村獅童がやっているのだけれど、日本人だからクレームがついた?
 川賊上がりの猛将という役どころの孫権軍の武将といえば、甘寧だ。話によると、当初は甘寧役だったのが、出番が増えてオリジナル展開になるために武将の名前が変わったとか。まあ、頭の中では甘寧だと思おう。
 全体の展開はこのあとだれ気味。あんまり映画では眠くならないのだけれど、途中で眠くなるほど。展開は悪くないんだけど、演出が食通気味。カメラワークもちょっと気持ち悪いかな。
 そんな感じで、最後の赤壁前哨戦に。この前哨戦の八卦の陣はなかなか面白い。周瑜と諸葛亮の罠にはまるのは、曹操軍の陸上部隊のオリジナル武将夏侯雋。三国志のストーリーに当てはめれば夏侯淵であるのが自然なのだけれど、この武将もオリジナル展開になるらしいので夏侯淵というわけにはいかなかったのだろう。
 八卦の陣では、各武将が格闘シーンを見せるのだけれど、見所は張飛。仕切られた狭いところに追い込まれた兵士が、張飛と同じ空間に閉鎖されるというところで絶望感を感じるところに共感してしまった。
 そして張飛、素手で登場!そのままタックルで数人の兵士を吹っ飛ばす!大笑いだ。すごいや。張飛ならやりそうだからすごい。
 格闘シーンが終わると、曹操軍陣地の映像でPart I は終わり。欧米では、この映画は2部構成では無いらしい。正直、無駄なシーンをカットして1部構成でよかったような気がする。
 まあ、小関羽と張飛の格闘で結構満足。part II も見ることにしよう。

サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。

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