さてさて、たまたまの平日の休み。せっかくなので、また上映されたレッドクリフIIを見ることに。
レッドクリフ
三国志の赤壁の戦いをモチーフにした映画なのだけれど、やっぱり中心は劉備陣営の4武将。敵の曹操軍はさらりと書かれていたり。
本来は、1本の映画になるべき話なのだけれど、日本版は2部構成。それでも、今回のメインは赤壁の戦いだなあと見ていると、オープニングからなんだか不思議な光景が。
曹操軍の陣営の中に、孫権の妹がスパイとして入り込んでいる。まあさ、恋愛系のエピソードが必要なのだということなんだろうけど、どうにもね。
全体的に、赤壁の火計にいたる流れのあたりは、なんだか今ひとつのような印象を受けたけれど、火がまわる場面はかなり良い。鳥肌ものだ。
そもそも、赤壁の戦いじたいが、これが本当だというのはないのだから、このあたりのストーリーに文句を付けるのは良く無いだろう。
けど、もう少しこう、演戯なら演戯的に話を持って行っても良いような気がする。
ラストは、やっぱりなんだが釈然としない。敵の曹操を追い詰める描写は良いかもしれないが、1国のボスが1人になるような戦争ってどうよ?これで国が滅ぶならわかるけれど、その前に撤退するよ。
歴史では、このあとは劉備軍と孫権軍は小競り合いを繰り返すことになるのだけれど、分かれ方はさわやかだし。黒い含みを持たせても良いのかなと思った。
まあ、全体的にはさわやかな映画であったのではないかな。もう1回見たいとはあまり思わなかったけど。
2部は火の演出が良かったという論評か。
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