職業訓練指導員(電気科)の指導方法のみ受験

資格試験

 職業訓練校の指導員(テクノインストラクター)になるための資格に、職業訓練指導員資格というものがある。
 これは一般的には工業高校の教員免許があれば取得可能なものだけれど、関連する業種の一級技能士資格を取ったうえで、「指導方法」の試験に合格するか講習を受ければ受験可能。
 詳しくは「職業訓練指導員(電気科)の受験準備【農場主の日常】」に記載した。
 私は一級電気製図技能士に合格しているので、指導方法を埼玉県で受験した。

職業訓練指導員試験

 職業訓練指導員試験は、各都道府県ごとに7月~11月くらいに実施される。
 試験問題は非公開で、実施する都道府県ごとに違う問題が出るので、過去問はあまり役に立たない。もちろん、試験問題の持ち帰りは不可。
 一から職業訓練指導員試験を受ける場合、実技試験、学科試験、指導方法の3教科の合格が必要となる。
 職業訓練指導員には多数の科目があるので、実技試験と学科試験が必要な場合にはその試験を行っている都道府県に申し込んで受験する。例えば、東京都は理容科の試験を行っていた。
 しかし、大多数の都道府県では指導方法の試験しか行わない。そのため、職業訓練指導員試験により免許を受けるためには、対応する学科の一級技能検定を受験して合格するか、特定の国家資格を取得して学科試験と実技試験を免除とする必要がある。

職業訓練指導員の利点

 技能検定と職業訓練指導員資格には相互に関連性があって、技能検定に対応する学科の職業訓練指導員資格を持っていると、技能検定の学科試験が免除になる。これが顕著なのは自動車整備科で、試験に来る学生は自動車整備科狙いの人がだいぶ多い。

職業訓練指導員試験 指導方法の試験対策

 指導方法の試験の前には、試験対策の講習会がある。その講習会を受けると、大体試験で出そうなところを重点的にやってくれるそうだ。
 私はそれは参加しなかったので詳しいことはわからない。過去問が出回っていないのに合格率が高いということは、相当具体的な対策が行われるんだろう。
 独学でやる場合は、以下のテキストを勉強する必要がある。
 というか、指導方法はこのテキストの内容から出題される。

 付録に3択の問題集がついているので、テキストを読みつつそれをひたすらやりこむ。
 私は、OCRで取り込んで、スマホの問題集作成アプリ用の問題集を作成したけれど、本試験ではこの問題集よりも難易度が高いそうな。

試験当日

 埼玉県の場合、浦和にある産業会館の大会議室で受験。受験者数は120人程度で女性も数人。高校生くらいの受験者も結構いた印象。
 問題の傾向は都道府県ごとに内容はちがうのだが、埼玉県は5択20問を1時間で行なう。途中退室不可。
 マークシートではなく、回答用紙の数字をまるで囲む。問題用紙持ち帰り不可。
 昨年埼玉で受験したかたのblogの記載内容と今年の問題は全くちがったので、過去問の使いまわしではない可能性が高い。ただ、他の県で受けたかたのblogにあった、職業人を問題は出ていたようなので、参考になる。
 自分としてはそこそこできたとは思うが、情報が足りないので合格発表までもやもやする感じ。

サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。

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