一級電気機器組立て技能士の計画立案等試験(ペーパーテスト)

資格試験

 昨年、一級電気機器組立て技能士の受験申し込みを行った。
電気機器組立て技能士の申込みに苦労する【農場主の日常】
 上記で書いたとおり、東京の会場で受検するのはほぼ無理だったので、近隣の千葉で申し込んだら、会場は海浜幕張から近い仕事センターで受検することになった。
 電気機器技能士試験は、「計画立案(ペーパーテスト)」「制作等(実技試験)」「学科試験」に分かれているが、私は電気科の職業訓練指導員免許を持っているので、学科試験が免除。
 今回は、計画立案等試験(ペーパーテスト)の受検について記載する。

計画立案等(ペーパーテスト)の内容

 試験対策は、過去問の入手から。その傾向を見ると、1年おきに交互に傾向が変わっているようだ。
 今年の場合は、一昨年の試験問題で傾向をつかめばよい。
 ものとしては、関数電卓が持ち込み可能。といっても、難しい計算は全く行わない。加減乗除のできる普通の計算機でよいだろう。
 問題は大門4つ。一番時間がかかりそうなのは記載された仕様から必要なモジュール数を計算する問題。これを1時間30分で解く。
 時間がかかる順序としては、

  1. 仕様から必要モジュール数等を計算する問題
  2. タイムチャート
  3. SFC図穴埋め
  4. プログラム穴埋め

 なので、時間のかからない問題から手をつけるという戦略がいいのではと思う。

各問題の対策

タイムチャート
 解答用紙には全部の波形を描く欄はないが、書かない分の波形もどこかに書きながら解く。書かないと絶対間違う。
 時間を短縮するなら入力に着目。入力に対して自己保持がないAND回路は、入力がLOの時は出力もLO。
 次に着目するのは周期性。入力に変化がなければ、同じ動作がある周期で繰り返される。
 入力のみで決まる波形をラダー図の上段から決定していって、複数のOR回路を後回しにしていく。
PLC必要モジュール数計算
 今年はおそらく2台を1PLCで制御するケース。
 制約条件の厳しいものから辺りをつける。アナログ点数、ステップ数、ディジタル点数。それであり得ない答えを消去していけば、正解が残る。
SFC図穴埋め
 数字とすでに入っている答えから、正解を描くだけ。難易度は低い。
プログラム穴埋め
 ほぼ答えは図に書いてあるが、たまに書いていないものがあるのでそれだけ注意。

当日、受検してみて

 問題は簡単なものから解いて、必要モジュール数を最後に。
 全く引っかからず、おそらく満点が取れた。これで、実技試験でどのレベルの動作まで行けば合格するのだろうか。

サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。

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