一級電気機器組立て技能士の制作等作業(実技試験)を受検

資格試験

 1月中旬、一級電気機器技能士試験の「計画立案(ペーパーテスト)」を千葉で受験した。私が受けたのは下期で、科目としてはシーケンス制御になる。
一級電気機器組立て技能士の計画立案等試験(ペーパーテスト)【農場主の日常】
 シーケンス制御は、前からかなり難しいという噂。確かに、昨年の千葉の合格発表を見ても、合格者は1人。何人が受験しているかは不明だったけれど、2017下期は9人が受験している。合格率10%程度って、普通に難関だと思う。
 ここでは、私のやった対策と当日の様子について記載する。

一級電気機器組立て技能士(シーケンス制御)の対策

 対策本というものはない。まず、過去問を数年分手に入れる。
 それを見ると、「通常動作」「異常検出」「異常からの復帰」「停電保持」の4つのパターンについてPLCでソフトを作ることがわかる。
 仕様を読んで、配線を検定盤と接続し、持ち込んだノートPCでプログラムを作成、PLCに書き込んで動作確認。これをすべて最大2時間半で行うのは結構厳しい。試験時間は2時間までが減点なしなので、2時間を目標に練習する。

練習用機材

 PLCは会社から借用。ただし、試験の仕様にあったDI/DOのユニットはなかったのでヤフオクで購入。中古だけれど、動作に問題なし。
 試験用の基板は、LEDとスイッチと端子台で自作。24V電源対応。
 これをベースに、配線の練習とシーケンスソフトの作成をひたすら行う。
 作ったソフトは保存してあると不正行為を疑われる場合があるので注意。

当日の流れ

 PLC一式と40本程度のケーブル、取り付け用の工具、予備のY字金具を持参する。テーブルの上に受験番号の紙と、検定盤とテーブルタップが置いてあって、背中に受験番号を貼るシールも置いてある。
 その状態で、ノートPCとPLCを準備。PLCのメモリーが消去されていることを確認されはするけれど、それほど厳密ではない。
 PLCのDI/DOユニットの何番の出力を使うかも当日指定される。
 試験開始から、PLCとノートPCを準備して、配線する。配線の時には電源が切れていることなどもチェックされる。大体、受検する人数と同じくらいの試験官がいる。
 時間の経過は教えてくれるので、完成したら手を挙げて確認してもらう。
 確認は、試験員の非公開のチェックリストに沿って行われ、「何々をやってください。」といわれる操作を1つ1つ行う。結構その項目が多い。
 どうも、通常動作は多少仕様と違っていても減点は少ないけれど、異常時の動作がまずいと大幅減点されるらしい。

試験の手ごたえ

 とりあえず、2時間経過時点で終わったと手を挙げたのは私一人。一番初めにチェックしてもらった。
 デバッグも完ぺきと思っていたら、異常から復帰するときの動作に問題があって、1度リセットさせてもらった。これは、どうやってデバッグするかわからなかったため。どうも、検定盤のセンサやスイッチを手で遮ったりしてもよかったらしい。危険な操作は減点されるかなと思ったら、裏目に出た。
 それ以降はすべて大丈夫と思うけど、試験を受けているときの動作なども点数に加味されるとのことなので、全くわからない。
 ペーパーテストが満点だったので、それを加味してどうなるか。
 合格発表は3月16日。かなり長い。

サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。

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