アルコール依存で入院した父親の様子

健康

 うちの父親、昨年から飲酒の状況が異常になって、栄養状態も悪化した。
 毎日それを見ている母親のストレスもかなりきつい状態なので、アルコール外来と高齢者施設のある病院に入院させることにした。
 経緯は以下。
高齢の父親を処置(強制)入院【農場主の日常】
 入院してからそろそろ一か月がたつので、その様子を少し書いておく。

処置入院後

 処置入院当日以降、数日は独房のような部屋でアルコールが抜けるのを待つそうだ。入院前は食事がほとんど食べられない状況だった。
 入院後の様子をお見舞いの時に聞いてみたら、数日間は拘束されて過ごしたけれど、それ以降は安定していて、普通に病院食を食べたらしい。
 安定したら、普通の相部屋に移された。

入院10日後

 病棟内は、外に出ることはできないけれど、自動販売機やお茶、おやつなどを利用することは可能なので、小銭を渡しておいた。
 すると、まれに電話がかかってくるようになった。家の様子が気になるので、電話をかけてほしいと看護婦さんに言ったようだ。
 また、10日後の休日に病院に呼ばれたので行ってきた。父親、帰ろうとして他の人の服を自分の服だと思って着てしまうので服を持ってきて欲しいとのこと。そんなことなかったので驚いた。
 入院の部屋には大きく紙にマジックで名前が書かれているのと、三食の食事の時間が貼ってある。部屋がわからなくなるのと、食事の時間がわからなくなることがあるようだ。
 様子を見る限り、イライラしているようで、いつ帰れるのかとか、酒が飲みたいという話をしている。体の震えも少しある。禁断症状が出ているのだろう。
 

入院20日後

 アルコールはほぼ抜けて、イラつくところもないようだ。栄養状態も良く認知の問題だけ。うつっぽい症状もない。だいぶいいけど、退院してからが難しそう。
 認知症を併発している人は数人いるようで(プライバシーにかかわるので、はっきりとは教えてもらえなかったけれど)食事を食べていないと、その人と二人で抗議に来たとか。そういう状態なので、食事はきちんととれているのだろう。

入院30日後の診察

 主治医の先生から父親の状況の説明があった。
 アルコール依存については安定しているけれど、認知症の方が重症の部類だそうだ。そうは見えなかったのでかなり驚いた。
 家に居た頃は、酒を飲みすぎなければトイレはできる、風呂は沸かしてあげれば普通に入れる。ただ、ほとんど洗わないときがあるので、母親がいる時は見ているが。
 着替えも準備したものを着ることはできる。食事も介護は不要で、流動食でなくても大丈夫。
 覚えることができないので、一人で生活というのは難しいだろうけど、それでも重症の部類なんだろうか。
 親戚のおばさんの認知症は、ほとんど話すことはできない状態だったので、それと比べてしまうと軽い方と思うのだけど。

サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。

サクラキャンドルをフォローする
スポンサーリンク
農場主の日常

コメント

タイトルとURLをコピーしました