楽譜の整理を始めて、一通り。やったのは、
- 譜面に仮番号をつけてリスト化
- バラの譜面で枚数のあるものは製本
- パート譜とスコアがあるものはクリアファイルにまとめ
- スクラップブックにあるものをスキャンしてA4化
- A4数枚の楽譜はクリアブックに収納
- 引き出し(A4キャビネット)に分類収納
作業の中で楽譜のスキャンが思ったよりきれいだったので、スキャンした楽譜から演奏可能/編集可能な楽譜とする楽譜OCRを調査してみた。
楽譜OCR
楽譜OCRとは、スキャンした画像ファイルから5線と音符を検出して楽譜とするソフト。
日本のソフトだと、河合楽器が楽譜OCR機能の付いた音符ソフトを出していた。早速購入。
スコアメーカーProでスキャンしてみて
ソフトには、楽譜1枚とインストールDVDがついている。
ソフトをインストールして、シリアル番号を入力。Windows7の32bit環境に問題なくインストール完了。早速スキャンしてみる。
スキャンは問題なく認識されて、演奏や編集も問題なく。
これはいけるかと、比較的きれいなパート譜を読み込ませてみようとしたら、どうにもうまくない。解像度が高ければいいというもんでもなく、歪みを調整しつつ適度な高さになるように設定が必要。
まず小節線が正しく読めなかったりするので、ざっと読ませたら、楽譜の設定でパートの設定をやった後に小節線を区切るところから始める。
区切った後は、不足した音符や休符、スラーなんかを補完していく。
正直、何をやっていいかわからなかったので、公式ガイドブックも一緒に購入して数日かけて修正した。
編集した楽譜のチェックと修正
編集は、実際に楽譜を演奏させながら間違いをチェックしていく。和音の歪みや音の不足はこれで確認できる。
強弱記号はつけられる場所に制限があったりするので、うまく調整する。マウスでやるのもいいけれど、プロパティを出して位置を数字で調整するのもできる。微調整は結構こだわりだ。
自動認識させた音符の旗は高さがまちまちになるので、これも調整しながら、最終的な状態にする。
パートがたくさんあるやつは、スキャンした譜面の間違いを探すだけで一苦労。教科書のようなきれいな譜面は何とかなるけれど、手書きに近い譜面はまず大幅な修正が必要。
手書きの譜面をきれいにしようと思って導入したのだけれど、ちょっと大変だ。
音色の選択
パートを指定してやった後は、パートごとに楽器を指定できる。楽器も音色が複数あるので、ある部分だけほかの音色にすることはできるのだけれど、これが効く場合と効かない場合がある。
たとえばマンドリンには、トレモロマンドリンと通常のものがあるのだけれど、トレモロ指定してもなったりならなかったり。スキャンしたから悪いのか、もともとのソフトが悪いのか不明。
トレモロマンドリンは、低音になるとトレモロが遅くなったりするので、ちょっといまいちかなあ。
演奏できるのは面白いのだけれど、結構な量があると大変。これからどうするか。
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