LabVIEWのリファレンスブックで学ぶ

 仕事で新しいハードを使うことになった。
 NI社のハードウェアで、制御盤などに組み込んで使えるようなもの。
 これを使ってハードウェアを構成する場合、ソフトウェアを書き込むことになるが、その開発ソフトウェアがLabViewである。
LabViewとは – National Instruments
 LabViewは、グラフィカルなインターフェースに合わせ、アイコンとラインをつないでいくことで機能を組み込んでいくソフトウェア。
 プログラミング方法として、例えばループは角が丸くなった□のオブジェクトを置いて、ループ回数やループ条件を記載した箱を線でつないでやる。
 ループの中に機能を示すアイコンを置いて、受け渡す変数を処理順番に合わせて線でつないでやるというイメージ。
 海外製のソフトウェアで、NI社独自のものなので、なかなか解説本がない。


 この本は、NI社のハードウェアとLabViewを使って、計測器を作るというリファレンスブック。
 IOモジュールにアナログ入力があるので、それを使ったオシロスコープの作成や、波形の画面表示方法などが記載されている。
 FPGAを使った場合のやり方もあるので、参考になることは多い。
 ただ、LabView自体が1年ごとにバージョンアップするようなものなので、どうしても劣化してしまうのが否めない。
 PCへのハードの導入や、プログラムの作成方法は参考となるが、最新版に関するドキュメントについてはこれまで通りNI社のサイトを見て確認する必要がある。
 NI社のサイトは、日本語対応にはなっているけれど、ドキュメント関係は基本英語。日本語化されている部分も、削除されたりしているので、その辺りは英語を読んで対応していくしかない。
 また、公式ページではなくフォーラムのほうに答えがある場合があるので、新規開発や新しいことをやりたい場合には情報収集に結構根気が必要。
 何事も根気が必要だ。

サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。

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