唐突ですが、古いヒーロー物とかの歌って言うのには特徴があっていいね。
最近のものはとんと疎いのですが、私が小さいころの物は今でも結構覚えていたりします。思いつくがままに分類してみましょうか。著作権とかあれなので、特に固有名詞は出さず、わかる人にはわかるという感じで。
*自己紹介系
「身長57m、体重550t」
自己紹介系最高峰だとおもいます。今、巨大ロボットの身長・体重まで知っているのはマニアっぽいですが、これは当時の子供ならみんな知っていました。その影響力の大きさを知りたいならば、Googleでこの2つの単語を検索してみてください。これを自分の自己紹介に使っている人がどんなに多いことか。これと当時のヨーヨーブームが同時期かは良くわかりません。
「ビルの谷間の暗闇に、キラリと光る怒りの目」
マイナー?いや、そんなことは無いでしょう。一見敵の紹介っぽいんですが、こういうヒーローだということを良くあらわす一文だと思います。ハリウッド映画でCGを使っているならば、こちらは特撮で。どうもこの作品をみたハリウッド映画の監督は「すばらしいが、巨大ロボットはどうなのか」と感想を述べたとか。
「誰も知らない、知られちゃいけない」
これだけ聞いてもわからないのですが、このヒーローの背景を語っているわけです。目的とか、生存理由とか。この歌の映像部分では、まるでロダンの「考える人」のポーズを取っているのも象徴的です。
*物語説明系
「探そうぜ、○○○○ボール」
単純明快です。テンポも良いです。歌が導入として役に立っている例なのかな。
「お前求めさまよう心、今、熱く燃えてる。邪魔するやつは指先一つで、ダウンさ。」
これ、出だしは意味不明っぽいのですが、このあたりから物語の目的と主人公の技の説明をしています。
当時結構有名な歌手の方が歌っていたというのもインパクトがありました。
*問いかけ系
「男なんだろう、ぐずぐずするなよ。」
「君と同じさ、つらいことは、たちまちわすれるぜ。」
「Hey Boy 空を見ろ、うつむかないでさ。」
いやー、前向きです。同系統の作品で、歌の傾向まであわせてきています。子供を元気付ける歌?兄貴分とかそういうのを狙ったんでしょうか。いや、嫌いじゃないです。
他、ただ主人公の必殺技を連呼するものも多いです。勢いが重要というか。冷静に歌詞を聴いてると笑いがこみ上げてくるやつもあります。
しかし、これくらいの時代のテーマは愛とか勇気とか、友情・努力・勝利とか。そういえば黄金期と言われたころの少年ジャンプの漫画のテーマは「友情・努力・勝利」だったのです。今はこういうのがはやらない時代?いや、そうでもないか。
そんな感じで、カラオケで歌った曲目も推して知るべし。
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