高齢者の飲酒と父親の様子

健康

 うちの父親、だいぶ高齢で認知の問題もあって介護認定を受けている。
 数年前にだいぶ記憶がおかしくなってから、近所の認知症外来を受け、介護認定を受けた。そして、デイサービスを利用している。
 その父親の調子が、最近すこぶる悪い。
 私が帰ってくる時間はかなり遅いのだけれど、その時間に起きて酒を飲んでいるときがある。

“自由な時間の増加がアルコール依存症をもたらす 高齢者では高齢者特有のライフイベントがきっかけとなり、アルコール依存症となる例があります。特によく見られるのが、定年退職を機に飲酒量が増えたという例です。若年発症と高齢発症のアルコール依存症者の飲酒問題の契機を比較すると、高齢者では自由な時間の増加がきっかけとなっていることが多いことがわかっています2。また、家族との死別、生きがいの喪失、孤独感など高齢者特有の心理が飲酒問題の原因となることもよく見られます。”

高齢者の飲酒について – 依存症対策全国センター

飲酒の度合いの上がったきっかけ

 気にしだしたのは数か月前。それより前はデイサービスに行くのが楽しみなのか、デイサービスに行かない日はデイサービスの場所周辺まで散歩して様子を見に行く感じだった。
 散歩は健康にいいので、特に気にしていなかった。
 それがどうも、デイサービスに行かない日は暇を持て余して、台所にあるお酒のパックを出してきてたまに飲んでいたようだ。
 母親がいる時はそれを咎めたりしていたんだが、あまりにも聞かれるので最近は特に止めることもなかった。
 そうすると、次の日にお酒が残っているのか、デイサービスに迎えに来た時に行かなくなる。特に朝、調子が悪い。
 そして午前中には元気になって、また口寂しいのかお酒を飲むということのようだ。

最近の様子

 特に命に別状はないようだけど、観てる母親も心配。そういう父親の様子を見てイライラしてまいってきているようだ。ずっとではないので、介護離職するまでではないんだが。
 こういう状態なので、通院している認知症外来に相談してみた。すると、「もうすぐ何もわからなくなりますよ」とかひどいことを言う。この病院は何なんだろう。
 父親の調子自体は日によって上がったり下がったり。しっかりしてるときはしっかりしてるのがなあ。
 しかし、酒は高齢になるほど怖いもんだ。お酒がないときは元気なら近くのコンビニに買いに行くらしいし、いつか夜中に徘徊をするんじゃなかろか。
 アルコール依存症は薬でなんとかなるものでもなく。認知症で記憶に残らないから、意志の強さで直るわけでもなく。
 子供は成長して賢くなるけれど、逆に子供に帰っていくイメージ。穏和な人だったから様子がいいときは随分良いんだが。

サクラキャンドル

 都内在住。理系高校理系大学を経て、電機関係の会社でリーマンやってます。
 仕事内容とサイトの内容はほとんど関係がなく、趣味の延長線上でいろいろと紹介します。

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