昨年度から飲酒の量が増加していた父親、本日より処置(強制)入院させることになった。長くて3か月。
この1月の状況は以下に書いた。
認知症の父親の飲酒と対策【農場主の日常】
しかし、前の日は夜中に起きてきてお酒を飲もうとしていたので別途に連れて行った。アルコールが切れたからなのか、不安からなのかはわからない。
その処置入院に至るまでの様子を書いていこうと思う。
包括センターに相談
まず、父親は高齢者で要介護認定は受けている状況。通院もしている。
その状態で、アルコール依存の状態が強く、危険な状況だということを包括センターに相談した。
すると後日、その担当者の方と保健師の方が様子を見に来てくれた。
そこでは、普段の様子と、健康状態を相談した。それと、私の住んでいる区にはアルコール依存症の入院が可能な病院があることも事前に調べていたので、そちらに入院できないかなどの話もした。
その後、その病院に保健師さんの方から紹介してくれることに話がまとまった。
アルコール外来の受診
アルコール外来のある病院は、精神科にあたる。入院施設がある結構大きい病院だ。高齢者施設も併設されているので、認知症の薬も出せるということ。
紹介後に、両親と私で外来を受診。
まずはアルコールの検査。呼気からアルコールは検出されず。昨晩から飲んでいないので、まあそうだろう。
ちなみに、外来の日に酒を飲んでいると、その時点で診察はできないとのこと。
そして相談。後日精神科の専門の先生の診断となった。
精神科の先生の受診
先日のアルコール専門の先生から、精神科の先生にバトンタッチされたので入院に関する説明を聞いてきた。本来入院は、患者の意志を必要とするのだけれど、今回は処置入院という、医師の判断による強制的な入院という処置をとるそうだ。本人にも伝えて、仕方ないとは言っているけれど、認知症だとそれも無効になることがあるらしい。
家族向けの説明も聞いた。アルコール依存は、完全にアルコールを抜く解毒というらしい。入院して解毒すると、認知がすすんだり、筋力が落ちて歩けなくなるかもしれんそうだ。つまり、入院後は入院前の生活ができなくなって、寝たきりになる可能性もある。
入院中は暴れないように拘束もするし、不慮の事態で亡くなることもあるが覚悟してほしいと。
処置入院の様子
まず、初日から数日間は独房のような部屋に入院するとのこと。確かに、拘束される。アルコール依存の患者は、禁断症状で暴れることもあるので仕方ない処置らしい。この部屋、ナースセンターの後ろにある重い扉を開けた先の、鍵のかかる窓の小さい部屋で、窓には鉄格子。トイレとベットだけで、ほかには何もない。結構ショック。
病棟の入り口もロックがかかるエリア。簡単には外に出れない。面会も、入り口で荷物を全部ロッカーに入れて、看護婦さんに鍵を開けてもらってはいる。
厳重だけど、これぐらいにしないと患者も職員も危ないんだろうな。
でも、それで治って退院して、酒以外への意欲が出てくれれば良いんだが。
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