先週読み終わった本の続き。
「シブミ」とは、日本語の渋み。外国人の作者だけれど、日本の心の描写が面白いという評判の本。
上は、エージェントの身の上話中心で、まったく本筋が進まないと、イライラしながら読んでいたので、下には非常に期待。
上は、エージェントの過去話だったのが、下に入ったら、エージェントの現在の生活の話が長々と。まったく、敵の陰謀への対策とか、美女への対応とかは置いてきぼり。なんだかなあ。
中心で進むのは、洞窟探検のスリルとすばらしさ。何の本なんだろう。
そうやってエージェント中心の話を進めていたら、本も残り半分を過ぎたあたりで、やっと美女と敵とのからみ。それもまとめて。そのあとすぐに美女は殺されてしまうし、なんだかなあと。
確かに、日本的な描写は面白かったが、ミステリーとしてはどうなんだろうと。ミステリーを期待しなければそこそこ面白かった本かなと。
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