BookOffの閉店間際に滑り込んで店内を回っていたら、よさげな本が目に留まりました。
本には青い帯がついていて、ちょうど表紙の船が青い海に浮かんでいるような、なんとも癒しの本な気がして購入しました。
でも、まったく休まるどころか、むしろ打ちのめされる感じに近く。
この本の中で繰り返される言葉、「うつ病者」。「うつ病者」は、こうこう、こういう考え方をする。「生きるのに疲れた人」は、こうこう、こうだ。と言うのがひたすら繰り返される。
こうなった原因は、周りの人、親、自分の考え方にあると、なんだか暗示にかけられいる気分になってくる。ほんとに沈んでいる人が読んだら、周りの人も信じられず、たぶん絶望するのではないだろうか。
実際、読んでいて苦しくなるけど、内容には納得することも多かったというのがまた。この本を読んで、心が休んだ気にはなれませんでした。
ちょっとこの本、人には薦められん。興味を持った人は、Amazonのレビューの方も読んで見ると良いです。
コメント
ここに書いて気が付いてもらえるかわかりませんけど、先日本屋さんに行き、鬱関係の面白かった本とショックを受けた本があるのでこちらにコメントしてみます。
面白かったのは、私の日記にも(今日の)書きましたけど「ツレが鬱になりまして」という本です。タイトルしかわからなくて申し訳ないです^^;
深刻な内容を笑えるように書いているんですけど、自分が鬱っぽい人が読むと共感しちゃうところがあって奥深いです。ツレさんのエッセイもところどころにあってよかったです。
もうひとつは、ショックを受けた本ですけど、「良心のない人たち」だったかな^^;サブタイトルは"25人に1人の恐怖"
だったと思います。最近出たのか結構数売ってました。これの「良心の無い人」を調べるテストみたいので7項目のうち、3項目以上該当すれば「良心の無い人」になるんですけど7項目該当しちゃいました^^;
でもこの本はただ、「良心の無い人」はこうだ、こういう人だ。と、この記事に出てくる本と同じ感じで、一体何が言いたいのかよくわからない本でした。
その本によると私は社会不適合者らしいです。コメントが長くなってすみません。
感想まで。
「ツレが鬱になりまして」はわたしも読みました。奥さん側から見たうつに対する本でしたね。これ、なった本人もそうですが、一緒に居る人の苦労もわかる本だと思います。
印象に残ったのは、途中でだんなに奥さんが切れた時の話ですね。けんかして、奥さんが怒りのメールを打っている横の部屋で、だんなが首をくくろうとしている話。「あとで日記を読んで知ったけど、ぞっとした。」と、単純な言葉で締めくくったところが。
あの本、明るく書いてはいますが、裏は相当な苦労があったんだなと思います。
もう1つの本は読んだことがないのですが、良心ですか。でもこれ、自分が「良心が無い人」だったらどうなんでしょうね。どういう人向けの本なんでしょうか。